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「LUCY」

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「LUCY」
監督:リュック・ベッソン
主演:スカーレット・ヨハンソン
公開:2014年 フランス映画
ジャンル:SFアクション

■あらすじ
「ヒトの脳はわずか10%しか使われてはいない」
人間がこの脳をそれ以上に使うことができたら、もし100%にアクセスすることができたらどうなるのか?
運び屋の彼氏に騙されマフィアの取引に巻き込まれてしまったルーシー(スカーレット・ヨハンソン)。無理やり運び屋として仕事をさせられている途中、危険な新種の麻薬を大量に摂取してしまう。これにより脳のリミッターが外れたルーシーは10%から解放された未知の世界を体感することとなる。

■書簡‪(ネタバレあり)
新種の麻薬によりヒトの脳の通常稼働領域とされている10%以上にアクセス可能となったルーシーが体験する未知の世界。脳の10パーセント神話を特殊能力やSF要素で描いた作品。

ラストで極限(100%)まで活性化したルーシーは姿を消す。どこかへ行ったわけではなく存在自体がなくなった。「I AM EVERYWHERE(私は至るところにいる)」という言葉を残して。

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作中に登場する"人類最初の女"もルーシーという名前であることや無に還ったと思わしきラストの展開からも、謎多き人類の神秘と可能性について思いを馳せるロマンチックさがある。哲学的な意味合いもあり、映像としてはナショジオ的なノリでも楽しめる。

ツリー・オブ・ライフ」のように好きな人は好き!と評価は両極端に分かれそう。

遊び好きな普通の学生から新人類へと変化するスカヨハの演技は見事で◎
 

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